ブタナ キク科エゾコウゾリナ属
鮮やかな黄色い花が目を引きました。葉はタンポポのようですがビロードのような絨毛に覆われています。細い茎は60~70cmに伸びて先端に直径4cm程もある菊のような花をつけています。ノゲシでもなくタビラコでもない未知の野草です。邪道とは思いつつもGoogleレンズで調べてみると、”ブタナ”と出ました。ブタナというにはあまりにも美しい花です。
フランス語で「Salade de porc(ぶたのサラダ)」を翻訳したものだそうです。1933年に札幌で発見されタンポポモドキと名付けられ、翌年六甲山で発見されてブタナと名付けられたということです。要注意外来生物に指定されているとのこと。見付けしだい駆除される野草でした。
スズラン
玄関脇の植え込みで毎年花を咲かせるスズランです。
野生のスズランは、主に関東北部以北に自生しています。園芸種はドイツスズランだそうです。日本の野生種の花径は葉より短く、ドイツスズランは、葉より花径が長く、芳香も強いという違いがあります。
ということから、このスズランは園芸種のドイツスズランということになります。
20年ほど前になりますが、教えてもらって山梨の『スズランの里』を訪れたことがありました。谷川沿いの白樺林の中に、スズランの群生を見て感激したものでした。
確か、カジカガエルのきれいな鳴き声が聞こえていました。
https://www.yamanashi-kankou.jp/fuefuki/event/ashigawa-suzuran.html
ツボミオオバコ
オオバコに似ていますが、全体にビロードのような絨毛におおわれています。高さ12cmほどの穂状花が伸びていて、オオバコのようです。葉の形もオオバコに似ていますが、調べても特定できないままでした。ヘラオオバコ? コハナヤスリ?
こうして頭の片隅にずっと引っ掛かり続けて、モヤモヤしていました。 折を見てドクターに尋ねると「ツボミオオバコ」だとわかりました。
Webでは「和名は、花が蕾のままのように見えることによる。タチオオバコともいう。北アメリカ原産で、帰化したのは最近30年ぐらいだとみられる。」とありました。
こうして、モヤモヤから解放されたのでした。この解放感が野草にはまっていく原動力になっているようです。
ニホンミツバチ スムシ被害
昨年9月1日に自然営巣した群れです。1月まではとても順調でしたが、アカリンダ二対策のため天板を取り替えたことが仇となり、スムシ(ハチノスツヅガの幼虫)が繁殖してしまいました。
スムシは、巣脾(すひ)に入り込んで巣を食い荒らします。入り込まれた群れは、やがて逃去するか消滅してまいます。
とにかくダメージを受けた巣脾を取り除いてみました。もちろんミツバチが入ったままですから、ミツバチは大騒ぎです。面布をかぶっていても攻撃を受けます。
3月15日と4月20日の画像を比べてみると侵入された部分がわかります。
ひどい状態でした。すべてのスムシを除去することはできませんでしたが、とりあえずこれで様子を見ることにしました。(No photo)