ブタナ キク科エゾコウゾリナ属

f:id:triple888:20210426084108j:plain鮮やかな黄色い花が目を引きました。葉はタンポポのようですがビロードのような絨毛に覆われています。細い茎は60~70cmに伸びて先端に直径4cm程もある菊のような花をつけています。ノゲシでもなくタビラコでもない未知の野草です。邪道とは思いつつもGoogleレンズで調べてみると、”ブタナ”と出ました。ブタナというにはあまりにも美しい花です。
フランス語で「Salade de porc(ぶたのサラダ)」を翻訳したものだそうです。1933年に札幌で発見されタンポポモドキと名付けられ、翌年六甲山で発見されてブタナと名付けられたということです。要注意外来生物に指定されているとのこと。見付けしだい駆除される野草でした。

スズラン

f:id:triple888:20210426102536j:plain玄関脇の植え込みで毎年花を咲かせるスズランです。
野生のスズランは、主に関東北部以北に自生しています。園芸種はドイツスズランだそうです。日本の野生種の花径は葉より短く、ドイツスズランは、葉より花径が長く、芳香も強いという違いがあります。
ということから、このスズランは園芸種のドイツスズランということになります。
20年ほど前になりますが、教えてもらって山梨の『スズランの里』を訪れたことがありました。谷川沿いの白樺林の中に、スズランの群生を見て感激したものでした。
確か、カジカガエルのきれいな鳴き声が聞こえていました。
https://www.yamanashi-kankou.jp/fuefuki/event/ashigawa-suzuran.html

ジシバリ (地縛)

f:id:triple888:20210426083524j:plainオオジシバリは普通に見られますが、ジシバリはなかなか見付けることができません。
峠の展望台のふもとで、静かに咲いているところをようやく見付けることができました。オオジシバリの葉が長いヘラ状なのに対して、ジシバリの葉はかわいい円形です。
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這うように延びて株を増やしていく様子が、まるで地面を縛るように見えることから、この名が付けられたといいます。

ツボミオオバコ

f:id:triple888:20210425093204j:plain オオバコに似ていますが、全体にビロードのような絨毛におおわれています。高さ12cmほどの穂状花が伸びていて、オオバコのようです。葉の形もオオバコに似ていますが、調べても特定できないままでした。ヘラオオバコ? コハナヤスリ?
こうして頭の片隅にずっと引っ掛かり続けて、モヤモヤしていました。 折を見てドクターに尋ねると「ツボミオオバコ」だとわかりました。
Webでは「和名は、花が蕾のままのように見えることによる。タチオオバコともいう。北アメリカ原産で、帰化したのは最近30年ぐらいだとみられる。」とありました。
こうして、モヤモヤから解放されたのでした。この解放感が野草にはまっていく原動力になっているようです。

ミツカドネギ

f:id:triple888:20210424110551j:plain山の散歩道で白い花が一面に広がっているエリアがありました。花ニラのようにも見えましたが、明らかに花が違います。
調べると、南欧の地中海沿岸が原産の帰化植物ミツカドネギだと分かりました。「やや湿った土地に生え、花茎には3稜があり断面は三角形。花は白色に緑色の筋の入った鐘状。別名 アリウム・トリクエトルム 花期は4~5月」松江の花図鑑より
このミツカドネギの花茎は断面が三角になっています。花茎をねじるようにすると、3つある角がよく分かります。
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ニワゼキショウ(庭石菖)

f:id:triple888:20210421064936j:plain南京文目(なんきんあやめ)
アヤメ科ニワゼキショウ
庭の雑草では代表格でしょうか?よく見かける”草”に花が咲いていました。そういえば何度か見たことがあるような気がします。花茎が10cm程に直立し、1.5cmほどの勲章のような花が付いています。花弁は6枚、色は白で中央部は赤紫色。北アメリカ原産で明治期に全国に拡がったと思われます。

ニホンミツバチ スムシ被害

f:id:triple888:20210423104721j:plain昨年9月1日に自然営巣した群れです。1月まではとても順調でしたが、アカリンダ二対策のため天板を取り替えたことが仇となり、スムシ(ハチノスツヅガの幼虫)が繁殖してしまいました。
f:id:triple888:20210423104520j:plain スムシは、巣脾(すひ)に入り込んで巣を食い荒らします。入り込まれた群れは、やがて逃去するか消滅してまいます。
とにかくダメージを受けた巣脾を取り除いてみました。もちろんミツバチが入ったままですから、ミツバチは大騒ぎです。面布をかぶっていても攻撃を受けます。
f:id:triple888:20210423104734j:plain 3月15日と4月20日の画像を比べてみると侵入された部分がわかります。
ひどい状態でした。すべてのスムシを除去することはできませんでしたが、とりあえずこれで様子を見ることにしました。(No photo)