ギョイコウ(御衣黄)

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桜に詳しい方々からは珍重される緑色の桜です。実家のそばにある畑でこれを見つけたのは、5年ほど前のこと。高い位置に花を付け、人通りも少ない犬の散歩道でもあり、オーナー以外に誰も目を向けることのない桜のようでした。何より緑色の花は鮮やかさが乏しく地味に見えるからなのでしょう。花が終わりに近づくと中心から赤身を帯びてきます。
名前の由来は平安時代の貴族が着ていた御衣の萌黄色(もえぎいろ)の花が咲くからだとか。江戸時代に品種改良され、徐々に全国へ拡がったといいます。
以前、妻が見たいというので京王線飛田給駅北口で、街路樹として植えられた御衣黄桜を見に行ったのが初めての出合いでした。