タネツケバナ (種子漬け花)アブラナ科

f:id:triple888:20210419061327j:plain 稲の種を水に漬ける時期に、花が開花することからタネツケバナと呼ばれます。
花言葉の意味は、勝利、不屈の心、情熱、燃える思いなどです。一見可憐で小さな可愛らしい花のイメージがあるタネツケバナですが、見た目とは裏腹に強い情熱的な意味が花言葉には込められています。

マツヨイグサ

f:id:triple888:20210421064723j:plainアカバナ科マツヨイグサ
茶畑の脇の土手で、松葉ウンランに混じって、黄色い花を付けていました。草丈は20cm程度、葉は※披針形で鋸歯がなく互生しています。マツヨイグサの仲間は、夕方から明け方にかけて花が開くことから月見草とか宵待草と呼ばれます。夏から秋にかけてよく目にする花ですが、4月半ばからというのは、珍しいものです

コメツブツメクサ (マメ科)

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やはり道端のある部分にだけ、小さな黄色い花が広がっています。またまた、初めて認識した野草です。葉は卵形、花は散形花序または、複散形花序のようです。米粒のような小さな花が集まっています。図鑑で調べるとコメツブツメクサが見つかりました。まさにイメージに合っています。詰め草ですから、外来種帰化したものでしょう。
ツメクサには、詰草と爪草の2種類があります。詰草は文字通り梱包材として使われたことから付いた名前です。シロツメクサアカツメクサがその代表です。爪草の方はナデシコ科のツメクサで、葉の形が鳥の爪のようだからだとか。

ムラサキカタバミ

f:id:triple888:20210418175207j:plain    ピンク色の花びらが5弁。一見フウロかなと思ってしまいますが、葉の形がクローバーに似ています。カタバミの葉です。黄色い花をつけるのはカタバミ、赤紫色の花はムラサキカタバミというようです。アメリカフウロの花の倍位の大きさです。 日当たりのよい道端などで自己主張しているかのようです。

マツバウンラン (松葉海蘭)

f:id:triple888:20210418091328j:plainゴマノハクサ科ウンラン属
初めての山道を登っていると、紫色の花が密集しているフィールドに差し掛かりました。道路脇で車を降りて近づいてみると.真っ直ぐに伸びた細い茎の先端に薄紫色の小花がいくつも固まって咲いています。マツバボタンのような葉が株本にまとまっています。
この葉の形から名前が付けられたのでしょう。北アメリカ原産の帰化植物で、全国に拡がったといいます。ウンランとは、海辺に見られることから付けられた名前のようです。
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アメリカフウロ (風 露)

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フウロソウ科
日光戦場ヶ原でアカヌマフウロを教えてもらって以来、フウロ高山植物だと思い込んでいました。それから数十年経って九州の片田舎で暮らすようになり、農道の傍らに咲く赤い小さな花を見つけました。何処かで見たことが・・そうですアカヌマフウロです。いや、ここは九州、高山植物が見られるわけがありません。というわけで図鑑に相談しました。4弁の小さな風車のような花を付ける野草です。アメリカフウロ、が候補に上がりました。葉や茎の大きさに比べて花が小さく、葉は細かく裂けています。

トウバナ(シソ科)[塔花]

f:id:triple888:20210416095153j:plain庭の草むらでヒメオドリコソウに似て葉が違い、チョロギでもホトケノザでもなく特定できない野草が咲いていました。図鑑でもwebでも見付けられず1週間ほど悩んだのでした。
トウバナ(塔花)とは、 花がまとまって階層状に咲く姿を仏塔の九輪に見立てたことによります。
葉は対生し、長さ1-3cm、幅0.8-2cmの卵形~広卵形で基部はやや円く、縁に浅い鋸歯(きょし)があります。淡紅紫色の唇形花が数段輪生します。
よく似た仲間にイヌトウバナやヤマトウバナがありますが、花期がことなります。
名前が似ているものに、トウダイグサやアリノトウグサがありますが、まったくの別種です。