2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

スイカズラ

そろそろ春の花が終わりを迎える頃だと思いつつ、山道を登っていくと、クリーム色の上品な花が目に飛び込んできました。写真を持ち帰りwebで検索すると、スイカズラがヒットしました。 以下wikipediaより 卵型の葉が2枚向かい合わせに生え、その葉の付け根か…

ブタナ キク科エゾコウゾリナ属

鮮やかな黄色い花が目を引きました。葉はタンポポのようですがビロードのような絨毛に覆われています。細い茎は60~70cmに伸びて先端に直径4cm程もある菊のような花をつけています。ノゲシでもなくタビラコでもない未知の野草です。邪道とは思いつつもGoogle…

スズラン

玄関脇の植え込みで毎年花を咲かせるスズランです。 野生のスズランは、主に関東北部以北に自生しています。園芸種はドイツスズランだそうです。日本の野生種の花径は葉より短く、ドイツスズランは、葉より花径が長く、芳香も強いという違いがあります。 と…

ジシバリ (地縛)

オオジシバリは普通に見られますが、ジシバリはなかなか見付けることができません。 峠の展望台のふもとで、静かに咲いているところをようやく見付けることができました。オオジシバリの葉が長いヘラ状なのに対して、ジシバリの葉はかわいい円形です。 這う…

ツボミオオバコ

オオバコに似ていますが、全体にビロードのような絨毛におおわれています。高さ12cmほどの穂状花が伸びていて、オオバコのようです。葉の形もオオバコに似ていますが、調べても特定できないままでした。ヘラオオバコ? コハナヤスリ? こうして頭の片隅にず…

ミツカドネギ

山の散歩道で白い花が一面に広がっているエリアがありました。花ニラのようにも見えましたが、明らかに花が違います。 調べると、南欧の地中海沿岸が原産の帰化植物ミツカドネギだと分かりました。「やや湿った土地に生え、花茎には3稜があり断面は三角形。…

ニワゼキショウ(庭石菖)

南京文目(なんきんあやめ) アヤメ科ニワゼキショウ属 庭の雑草では代表格でしょうか?よく見かける”草”に花が咲いていました。そういえば何度か見たことがあるような気がします。花茎が10cm程に直立し、1.5cmほどの勲章のような花が付いています。花弁は6枚…

ニホンミツバチ スムシ被害

昨年9月1日に自然営巣した群れです。1月まではとても順調でしたが、アカリンダ二対策のため天板を取り替えたことが仇となり、スムシ(ハチノスツヅガの幼虫)が繁殖してしまいました。 スムシは、巣脾(すひ)に入り込んで巣を食い荒らします。入り込まれた群れ…

タネツケバナ (種子漬け花)アブラナ科

稲の種を水に漬ける時期に、花が開花することからタネツケバナと呼ばれます。 花言葉の意味は、勝利、不屈の心、情熱、燃える思いなどです。一見可憐で小さな可愛らしい花のイメージがあるタネツケバナですが、見た目とは裏腹に強い情熱的な意味が花言葉には…

マツヨイグサ

アカバナ科マツヨイグサ属 茶畑の脇の土手で、松葉ウンランに混じって、黄色い花を付けていました。草丈は20cm程度、葉は※披針形で鋸歯がなく互生しています。マツヨイグサの仲間は、夕方から明け方にかけて花が開くことから月見草とか宵待草と呼ばれます。…

コメツブツメクサ (マメ科)

やはり道端のある部分にだけ、小さな黄色い花が広がっています。またまた、初めて認識した野草です。葉は卵形、花は散形花序または、複散形花序のようです。米粒のような小さな花が集まっています。図鑑で調べるとコメツブツメクサが見つかりました。まさに…

ムラサキカタバミ

ピンク色の花びらが5弁。一見フウロかなと思ってしまいますが、葉の形がクローバーに似ています。カタバミの葉です。黄色い花をつけるのはカタバミ、赤紫色の花はムラサキカタバミというようです。アメリカフウロの花の倍位の大きさです。 日当たりのよい…

マツバウンラン (松葉海蘭)

ゴマノハクサ科ウンラン属 初めての山道を登っていると、紫色の花が密集しているフィールドに差し掛かりました。道路脇で車を降りて近づいてみると.真っ直ぐに伸びた細い茎の先端に薄紫色の小花がいくつも固まって咲いています。マツバボタンのような葉が株…

アメリカフウロ (風 露)

フウロソウ科 日光戦場ヶ原でアカヌマフウロを教えてもらって以来、フウロは高山植物だと思い込んでいました。それから数十年経って九州の片田舎で暮らすようになり、農道の傍らに咲く赤い小さな花を見つけました。何処かで見たことが・・そうですアカヌマフ…

トウバナ(シソ科)[塔花]

庭の草むらでヒメオドリコソウに似て葉が違い、チョロギでもホトケノザでもなく特定できない野草が咲いていました。図鑑でもwebでも見付けられず1週間ほど悩んだのでした。 トウバナ(塔花)とは、 花がまとまって階層状に咲く姿を仏塔の九輪に見立てたことに…

トキワハゼ

ゴマノハクサ科の小型の一年草。 小さな唇形花を付けた野草です。名前を調べようとしましたが、なかなか見付からない。決めてになったのは、花の下唇中央に黄色い斑点があることでした。以下ネット情報です。※東アジアの温帯から熱帯にかけて広く分布し,日…

シロバナノアザミ

「珍しいものを見つけましたよ」とドクターが教えてくださいました。以前、シロバナホトケノザを見つけた道路脇の法面に、それはありました。 「これは本当に珍しいですよ。1万分の1位でしょう。」ということで、またも初めて見るシロバナノアザミとなったの…

ジュウ二ヒトエ

[ シソ科キランソウ属 国道沿いの歩道でガードレールに守られるように花が咲いていました。淡紫色の唇形花が穂状に伸びた草花でした。十二単という名前が頭をよぎります。もちろん見るのは初めてでした。図鑑で調べると、セイヨウジュウ二ヒトエとジュウニヒ…

ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)

ゴマノハクサ科サギゴケ属 カキドオシに似ていますが葉の形が違います。キランソウに似ていますが茎が長く伸びています。花は紫色の唇形。コケの仲間ではありません。白い花をサギゴケといい、花の形が野鳥の鷺に似ていることからこの名があるといいます。紅…

ツルニチソウ(蔓日草)

リンドウ目キョウチクトウ科 植え込みの下で、鮮やかな紫の花が目立ちます。桔梗に似た花ですが、調べるとツルニチソウという名前だとわかりました。 放っておくとどんどんはびこって行きます。花が密集して咲くとみごです。

ギョイコウ(御衣黄)

桜に詳しい方々からは珍重される緑色の桜です。実家のそばにある畑でこれを見つけたのは、5年ほど前のこと。高い位置に花を付け、人通りも少ない犬の散歩道でもあり、オーナー以外に誰も目を向けることのない桜のようでした。何より緑色の花は鮮やかさが乏…

シャガ(射干/著莪)

春になるとアヤメに似た花を付け、庭を占拠する勢いではびこっていた草花が気になっていました。改めて調べてみると園芸種ではなく、野草のシャガだとわかりました。そういえば箱根湯本にヒメシャガの湯という日帰り温泉がありました。シャガに似て小さい種…

ホウチャクソウ (宝鐸草)

ユリ科チゴユリ属 こちらもまた消去法。花は?茎は?葉は?草丈は?花期は?と悩んでは何度も現物確認。ホウチャクソウ?ナルコユリ? アマドコロ(甘野老)? ホウチャクソウは、葉が互生し長楕円形で先が尖っていると書かれています 春に、葉の付け根からつ…

ムベ (郁子) 、トキワアケビ (常盤通草)

玄関脇の植え込みの中にある、ツル植物は、アケビだろうと思っていました。夏になると蔓が延びて邪魔でしたが、切らずに我慢していました。白く美しい花が咲いたので、アケビを検索するとかなり違う花でした。アケビは中心が赤身を帯びています。この純白の…

タツナミソウ (立浪草)

田の畦などに見られ、鮮やかな青紫色の花を付けます。小柄ながひときわ目を引く美しさがあります。初めて見つけたのは5年前。草払い機で刈取りそうになったことを思い出します。 以来、その開花の時期を楽しみに待つようになりました。花の姿形から押し寄せ…

ムサシアブミ(武蔵鐙) サトイモ科 テンナンショウ属

数年前、林の散歩道で目を引く野草を見つけました。マムシグサやウラシマソウの類いです。見るからに苦手な姿形に、ちょっと見して素通りしていました。 そういえばと思い出して、林道に行ってみました。3枚の大きい葉の形はひし形に近く、ミヤマエンレイ…

エビネ(海老根)

’21年4月2日 手持ちの図鑑には『5月ごろ白または淡紫色の花を付ける』と書いてありました。庭にはかつて一面にエビネが咲き誇っていたのでしたが、二十数年が経ってわずかな株が残るだけになっしまいました。 黄色い花を当たり前だと思っていたのですが、図…

オッ!ルリタテハ

ビワに袋かけをしていると、そばをチョウが舞っていきました。羽には水色の弧が見えたように思えます。茂みに隠れたので、追いかけて確認すると、やっぱり弧が見えます。ルリタテハです。撮影しようとしたのですが、気配を察してか飛びたっていきました。 お…

ハハコグサ(母子草)

野草の名前は、なるほどと納得できるものもあれば、首をかしげたくなるもの、あまりのいいかげんさに笑えてくるものなど多様です。この母子草もその一つで、なぜという疑問が頭の中をよぎっていました。 ハハコグサは春の七草のゴギョウですので食べることが…

ツボスミレ

庭の片隅で小さな白い花が咲いています。葉は小さくてハート型。花はウサギの耳のように立っています。ツボスミレです。白い花のスミレは珍しいようにも思えるのですが、普通に見られる野草とのこと。「坪=庭」 つまり庭に咲くスミレという意味なのだそうで…