何よりも励みになった1冊の本

何よりも励みになった1冊の本
「脳は回復する」 ~高次脳機能障害からの脱出~鈴木 大介 著
回復期リハビリテーション病院に入院している私にとって、今の自分はどんな状態にあるのだろうか、もとの生活に戻れるのだろうか?ということが重くのし掛かっていました。そんな不安を払拭してくれたのが、本書だったのです。それは、全く痛快でした。
筆者は脳梗塞を患い4カ月のリハビリを経て退院したとのこと。
患者当事者でしかわからない感情や症状をユーモアを交えながら、軽快且つ的確に表現してくれています。さすがはルポライターだけあってストレスなくスッと頭に入ってくる文章でした。あるあると共感したり、僕はそこまでひどくはないと安心したり、いずれにしろ希望の光が見えたり励まされたり、読むほどに引き込まれ、背中を押され元気が出てきた1冊でした。