徘徊するミツバチか?

梅雨のある日、上がりの巣箱を見に行きました。
巣門付近の地面で、うごめいているミツバチが4~5匹います。真っ直ぐに歩くことも飛ぶこともできずに、のたうっているように見えます。
徘徊バチか??。羽は飛び出してはいないようです。いわゆるKウィングではありません。しかし、恐れていたアカリンダニの寄生を考えなければなりません。有効な手当ては蟻酸投与です。
2年前に買っておいた蟻酸を水で50%に薄めて、20mlをキッチンペーパーに染み込ませて、重箱式巣箱の最上段に置きました。これでアカリンダニが死滅してくれるのを待つのです。
アカリンダニは、若いミツバチの気管に寄生し、呼吸を阻害します。寄生されたミツバチは、後翅が飛び出した状態(Kウィング)で閉じなくなり、巣箱の回りを徘徊するようになります。やがて巣に戻れずに死んでしまうのです。
蟻酸の投与は4日ごとに4~5回行います。蟻酸は劇物です。防毒マスクにゴーグル、ゴム手袋をして完全防備で扱います。効果が現れることを期待するばかりです。