タシロラン

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ラン科 腐生植物
6月25日 梅雨の中休みも今日までとの予報です。野草の花も底をついてきました。何かないかと思いながら歩いていると、何やら白い植物がすっと伸びています。キノコのようですが、いくつもの鈴のような下向きの花を付けています。
見当がつかないまま、Googleレンズで検索してみました。「トラキチラン」がヒットしました。しかし、分布は北海道 福島 埼玉 長野 山梨とあります。九州の記述がありません。花も違うようです。次に「ギンリョウソウモドキ」を調べました。こちらはツツジ科とあります。こちらも違うようです。さらに調べていくと、「タシロラン」が見つかりました。草丈10cm
~40cmとあります。花期は7月頃で開花期間は短く、林の日陰に落ち葉などの腐葉土に混じって生えるとあります。まさに、ピッタリの条件です。タシロランだと特定することにしました。
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タシロランは、全国数県では準絶滅危惧種に指定されていることがわかりました。かなり希少種であるようです。因みに田代さんの家の前に生えていたのは、単なる偶然だったのでしょうか。
追記 先ほどいつものドクターが見えたので確認していただきました。間違いありません。かなり珍しいとのこと。かつて、新聞報道を見て、遠くまで見に行かれたことがあるとのことでした。
タシロラン(田代蘭)の名は,発見者の田代善太郎氏に因んで,牧野富太郎博士により命名されました。